C57144を更新します。 

全検後の姿です。 
◆C55を組み立てていたら、C57を無性に弄くりたくなりました。Part2です。題材は144号機。
    
題材は、蒸気キット初組み立ての144号機です。(2014/3/24)

初めてのキット組みで記念物とも云えるので、そのままの姿で残して置くのも手なんですが、
切り詰めデフと開放キャブが好きな機関車ですので改修に入りました。

●変更の仕様は
1) シリンダーカバー前部にランボードを被せる仕様へ。
2) ハンドレールノブを頭の小さなものへ交換。洗口栓をロストパーツへ。
3) 前部カプラーを連結可能なものへ交換(KDへ交換)
4) キャブの横トイを0.8φ線加工の物へ変更。
5) 跡だけ残ったエコモデル製の華奢なドーム吊環を新規に交換(ニワ製のガッチリした物へ)。
6) 煙突のスカートにリベット表現
が目標です。

塗料の剥離は「時短」を目指して「剥離剤」を使いました。緑色のジェル状の液体です。
これがいけなかったようです。
剥がれた塗料は大きめの「カス状」になってパイピングの裏へ潜り込んでしまいました。

表からは全く取れません。
仕方なく、パーツを外していきました。


パーツを外したりゴシゴシ擦ってる内に外れたりして、手を加える個所が増えました。
ボロクソですね。塗料がきれいに落ちないので見た目汚いです。

空気作用管は、当初組立ての4本のまま「オブジェ」として残すことに。
写真を撮った時点ではドームへの繋がりの傾斜を緩く変更済です。


●前面部分です。
前端梁とスノウブロウは平面出しのため磨きました。

前端梁にはカプラーポケット取り付け穴を四角く開けて、珊瑚模型店別売りのカプラーポケットを取り付け。
KDを装着出来るようにしました。


シールドビーム副灯は安達製作所のLP405の台座を残して切り取り、珊瑚模型店のC62用として売られているものを付けました。

煙室部分のパーツ直後で、ドームをぐるりと回ってる電装管は「グッシャ」っと曲げてしまったので交換。
フロントデッキ傾斜部のステップはゴシゴシ中に外れてしまったので、新規パーツを網目板の上にハンダ付けして
板ごと乗っける予定です。
首窄まりの網目板は新規に切り出してハンダ付け。


公式側は北海道型特有のコンプレッサーレギュレータ自体を新規パーツへ交換、周辺パイピングをし直しました。

ドームへ向かう部分の傾斜を「緩やか」に変更して、砂撒き管元栓へ上がる線だけ追加しました。公式側は未作業。
洗口栓はエコーモデルのロストパーツを装着。

火室下部は鈴木工房製の延長パーツを貼り付けるためにドロダメ等外しました。

下回りはボイラー取り付け穴を塞いで、1mm前方に新たに穴を開け、シリンダーカバー前部にランボードを被せる仕様へ。
合併テコを金岡工房製のパーツへ変更しました。


非公式側は給水ポンプ周りのパイピングを変更しました。
ロストワックスの布撒き管を使ってましたが、ヘロヘロでしたので、0.8φ真鍮線へ変更。
支えも変更してます。
消火栓はパーツの腕の長さから、給水ポンプの上に載ってましたがパイプと穴あけで線材を繋いで、
給水ポンプの前方へ位置するように変えました。

ドームの吊環も交換しました。
C55の生地完成と共に、こちらも完成形目指します。
144号機が進みました。(2014/3/30)

今日は、1日引きこもりです。お陰で144号機が進みました。
で、昼間から飲みながら作業していましたので、もうおネムになってます。

デッキ傾斜部ステップはニワのパーツを使いました。
板の上に半田付けして、その板をデッキに半田付け。


公式側です。
ハンドレールノブはアダチの新製品、ロストワックスです。
デフは戴き物の宮沢製135号機用。
ドロダメは位置を下げて取り付けました。


非公式側です。
どちら側も、追加したり、残したり色々でした。
給水ポンプチリコシは貫通させて、0.8φ線を通して再構築しました。
キャブ雨トイは0.8φ線を半円状に削ったものです。
エコーモデルのパーツに「加減リンク点検蓋」と言うのがあったので、ランボード上に
取り付けました。


フロントにKD35を付けて連結可能になりました。
重連時の本務機も勤まりそうです。
残すは従台車の加工と、ドローバーです。
144号機は二度目の生地?完成となりました。(2014/4/5)

従台車を組立て式のLT154D風にしたので、帯板(2mm幅)にボルトを植えました。


採寸ミスで間隔が長くなってしまいましたが、切って貼った写真です。

カーブ通過のために、従台車の首振りも大きく出来るように、支点を後へ移動させました。
一番左のパイプに通った2mmビスは今までの従台車取り付け穴へビス止めします。

その直後に見えるビスの頭が、新しい支点になります。
従台車本体にタップを切って留めました。

これで、プラ製の客車8両を牽引して670R通過出来るようになりました。
※先台車には復元用の「M」字型のバネを入れてます。
⇒この影響で機関車の後部の振れが大きくなってしまうので、こんな処理をしました。
先輪と尻棒は復元バネのお陰で、カーブでも接触しません。

逆に35号機は先台車に復元バネを入れてないので、カーブでは先輪と尻棒は当たりまくります。
(復元バネを入れると、一部カーブ通過で先輪が浮き上がるので止めました。)
⇒機関車後部の振れは多少抑えられるので、従台車は通常の仕様のままです。


公式側です。
中間緩衝器を入れると、機炭間の距離が長くない錯覚に陥ります。
結構、お勧めのパーツですね。


非公式側です。
モーターやウェイトはキットのままですので、非力感が多少あります。
テンダーは、中間緩衝器を付けた程度の改造でしたが、走行テスト中に
分岐のフログにATS車上子が当たって、ショートしました。
一旦外して、高さを詰めて再取り付けしました。
テンダー台車は、おそらくスパイクモデルの板台枠の製品へ交換しました。
黒くなりました。(2014/4/12)

金曜日の夜、塗装しました。
機関車本体だけですので、少しは気が楽でした。

今週中には組み立てたいと思ってます。


テンダーは中間緩衝器部分、床板部分の塗装です。
中間緩衝器は半田付け部分だけ塗装を剥がして、半田付け。
黒染め液の原液を塗って黒くしてから塗装してます。
テンダー床板はATS車上子がポイント通過時にレールと当たるので
一旦外して、土台を低くしてから半田付けしました。

スパイクモデルの板台枠台車は彫りが深くて細密感溢れます。

テンダーの写真をアップしました。(2014/4/13)
全検出場しました。(2014/04/20)

組立てが終わり、全検出場しました。

もう、最初に組み立てた・・・とは言えなくなりました。
作用管は元のままで、北海道型の間が空いたタイプでは無いです。
煙室部分は、57号機と振り替えました。
理由は、57号機も再生中で、57号機の1.5V球が外せなかったので、壊すのも何かと思い、
144号機に振り替えました。
キャブが固定仕様ですので、キャブ灯無しにしましたので振り替えでOKでした。


点灯状態の写真は無しですが、走行させてみると1.5V球の温かみは捨てがたいです。


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