休車中のC5735、車籍復活へ

完成後の姿です。 
◆C55を組み立てていたら、C57を無性に弄くりたくなりました。
で、休車中のC5735の車籍復活を目指すことにしました。
休車の理由は第2動輪の絶縁不良です。(2014/1/11)

珊瑚模型店のC57キット手持ち6両の内、3両が動輪を塗装したら絶縁不良でショートに陥りました。
珊瑚模型店で第2動輪を3つ購入して差し替えましたが、この35号機のみ再び絶縁不良に。
⇒休車となっていました。

今回は手持ちのパーツを活用して作業しようと思いました。
下回りの動輪はアダチのC型機用、フレームもアダチ製です。

珊瑚模型店の従台車を入れるために、主台枠後部は1mm板から切り出しました。
珊瑚のモーションプレートは間に1mm板を噛ますと丁度良い高さになりました。

珊瑚のシリンダーブロックは主台枠の留め板をフレーム内に落としこんで丁度良い高さです。
0.3mm程の板を挟み込んで高さ調整しました。

ロスト製の尻棒受けはカーブ通過を考慮して一旦切り離し、外側に移設しました。
シリンダーブロック前妻板はシリンダーブロックを少しでもデッキの下へ潜り込ませるように
切り取りました。(鉄きりハサミで切ってますので見苦しいです。)

下回りの基本的なところは終了です。


上回りは、一旦塗装を落としました。
大掃除、テニス、ゴルフと手の荒れる作業が続き、最後に極め付きの塗装剥離。指がボロボロです。

前側から進めてます。
給水温め器は一旦外して再度組立て、ビス止めにしました。首すぼまりも一緒に作ってます。
デッキ傾斜部ステップもやり直しましたが、デフが付いている狭いスペースで作業し難いので
板に貼ってから板ごと半田付けしました。
煙突はアダチの135号機用ですが、一旦外して裾を薄く削って再度取り付けました。

洗口栓はエコーモデルのロスト製に変更しました。
ハンドレールも頭の小さいノブに交換しようと、外してあります。
キャブの雨トイも0.8φ線加工に交換するため外しました。

写真ではドームの加減弁テコがモゲてます。
空気作用管も交換のため外しました。


今日までの姿です。

シリンダーブロックをデッキ下に潜り込ませる作業は、
ボイラー下部の上下取り付け用のビス穴(先台車の中心ビス穴)は一旦埋めて
1mm前進させてますが、見た目0.5mm程入ったかなぁ〜、という程度です。
これ以上は諦めます。

モゲた加減弁テコはニワとアダチのパーツで取り付けました。
雨トイは甲丸状に削った0.8φ線を付けました。

作用管取り付けのため、キャブ前妻板の穴を広げて外径0.5φのパイプを5本埋めました。
その作業のため、バックプレート外しました。

当鉄道の最急カーブ魔の地点を滑走させましたが、問題なさそうなので一安心です。
劣化して外れそうな箇所を確認したりするので一工程ごとに眺める時間が多くて、
我ながら先に進んでません。

でも、結構楽しい時間が過ごせてます。

作用管が付きました。(2014/1/13)
上回り進んでます。
作用管が付きました。
ハンドレールもノブをロスト製に替えて、頭が小さくなり、見栄えが向上しました。
でも作業自体は大きな穴を小さくするので苦しかったです。
上回り。もう少しです。
ランボードには少しでもリベット打ちたいです。


非公式側です。
電装管がハンドレールの下を通ってる、と思い作業してましたが、よく見ると
ハンドレールの中を通ってました。衝撃です。
C57は上回り、ほとんど完成しました。(2014/01/19)

上回り、残すはキャブ縦トイのみになりました。


ボイラー上端のステップは塗装剥離前に外したようです。塗装が残ってました。
汽笛引き棒を付けたので、バックプレートを装着、ほぼ完了です。
火室下部を組みました。(2014/01/26)

手持ちのロストパーツを使いました。
型式、メーカー等不明です。いつかは!と思ってましたが、ここで使いました。

主台枠後部カバーはニワのパーツです。
主台枠後端は1mm板を高さ4.5mmに切り出して、表現しました。リベットも少々ですが埋め込みました。
ブレーキシューその他は珊瑚のキット組からの移植です。
取り付け穴だけ確保したら、簡単に移植できてます。


公式側の全体像です。

ニワの主台枠後部カバーの上端には、おそらく火室支えと思われる突起が表現されてます。
その上に火室を架けるのと、前後位置との妥協に手を焼きました。

動輪ですが、一般的な動輪ですので、C57用の第2動輪・・・小さな穴が2個開いてる・・・
を表現するかどうか迷いまくってます。
作業するとしたら、今の穴をエポキシで埋めて、新たに小穴を空け直すだけですが。
リターンクランクの陰に隠れてあまり目立たないとは思ってます。
生地?完成、塗装しました。  生地完成し、塗装しました。(2014/2/2)

最近は比較的暖かい日が続いてます。
昨夜も暖かかったので、塗装には不向きな温度だと思いますが夜、塗装しました。

塗装前の生地?完成の姿です。
テンダーは若干の修正のみですので、前の塗装は残してます。


本来ならば、酒の肴にして乾杯ですが・・・。


暖かいので、塗ってしまえ!とばかりに・・・。


塗装しました。ボイラーの中に丸めた紙を割り箸で挟んで、串焼きのようにグルグル
回しながら塗装してます。一度に向きを変えながら塗装できるので、時短になります。

再組立ては今度の週末にしましょう!
背景のゴミは無視してください。
塗装後の再組立てを行い全検出場しました。(2014/2/9)

5年間の沈黙を破って「車籍復活」となりました。
実物で言えば、「特別休車指定」「交検回期調整」から全検出場したようなものでしょう。

この間は動力なしでしたので、手で押して動輪の回転を
楽しみながら遊んでました(笑)

今回の作業では、急いで塗ってしまったので第2動輪の穴の形状の問題とか
塗装前に行うべき、動力を組み込んだ走行テストしなかったことを後悔してます。
手順をキチンと踏まないと、後でしっぺ返しがやってきます。

実はモーターを取り付けた状態で、上周りと下周りをドッキングさせられなかったです。
モーター台がボイラーと干渉して中に入りませんでした。
モーター台を火室カバーに見立てた(手抜きです)のが災いしました。
モーター台を削って、ビスの頭も削って…なんとか入りました

モーターはIMON1616Sで、モーター台は珊瑚模型店製を加工。


土曜日「雪」の予報なので、雪が降る前に標識灯やキャブ椅子、前後の主灯に色さししました。

ウェイトはアダチのC57用を入れました。
これは流石に塗装前にボイラー内側を回転ツールで削って突起を滑らかにしてます。
左、アダチC57用、右珊瑚模型店製。大きさよりも重さが違うような感じです。


当鉄道のライトパシでは初のLED点灯モデルで、主灯とキャブ灯を点灯化しました。
キャブ灯が灯りながら走行する様を見てるのは、非常に和みます。
キャブ内部は「緑」で塗りましたが、youtubeで北のC57135ラストランの動画を見ていたら
キャブ内部は「こげ茶」に見えました。
実際の所はどうだったのでしょう?


この機関車は休車中に「部品取り」としても使われていたのでした。
シリンダーブロックは「万力で挟んで幅を強引に縮める」作業中に
クラッシュさせてしまった別のC57へ供出されました。
代わりに、手持ちの四次型の物を組み込んでます。
先輪も一時、ボックス型を履かされてました。


何はともあれ、57歳の誕生日前にお誕生日ナンバー号が車籍復活できて嬉しいです。
問題もあります。
プラ製とはいえ、客車8両を牽引させて、最急カーブ反時計回りでは途中で止まってしまいます。
時計回りは問題なく周回できますので、時計回り専用機になってしまいました。

C57は模型で組むと「難しい機関車だ」とあらためて思いました。
C57独自の前から見たときの「首すぼまり感」。シリンダーブロックがデッキ傾斜部へ潜り込んでる様。
特に標準デフのモデルはバランス取りが難しく感じます。


こうなって来ると、当時一緒に組立てたC5757も弄りたくなってきます。
また塗装を落とすのかと考えるとヤバいです。
再入場、再出場しました。 反時計回りのショート箇所が判明し、再入場させた後、再出場になりました。(2014/3/24)

キャブ縦トイが、カーブでテンダーと当ってました。
縦トイの曲げを修正中、支えのノブを引きちぎってしまいました。
塗装を剥がさず交換しようと、ニッパーで切断後ドリルで穴を開けてる最中に滑らせてしまい、
キャブ側面の塗装を思いっきり痛めてしまいました。その一面の塗装をキサゲ刷毛で落としました。

ついでに、「舵型」の煙室ドアハンドルも「通常型」に変更、首窄まりの網目板も作り直して、この部分を塗装しました。
「舵型」のドアハンドルは個人的に好みでなくて…。

再出場2の勇姿です。
反時計回りも当鉄道の「鬼門カーブ」を客車を牽いて、止まりそうになりますが低速でも通過できるようになりました。


ちゃんと走るようになったので、まぁまぁ美しくなったかと。


こうして見ると、いい感じです。
 
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